2009/05/22

ちょん切りたい腕

彫り師と話した時、こんなことを言ってました。

「まだ駆け出しの頃に彫った他人の腕、
 ちょん切ってやりたいと今思うよね。」


さすがに苦笑いだったものの、よくよく考えてみれば、そりゃまあそうだろうなと思うのです。

音楽でも、スポーツでも、アートでも。
写真でも、料理でも、ライティングでも。
接客でも、営業でも、モノづくりでも。

向上心をもって突き進んでいるのなら、何をしている人も同じように思うんじゃないのかな。


過去の自分を振り返った時、そこに未熟さを感じることが出来たなら、また前進していけると思うのです。

そして僕はこうも思うのです。
ちょん切ってしまってはいけないと。

目を伏せたくなるようなアーカイブも。
こっぱずかしいほろ苦い思い出も。
今の自分に到達するために必要であったプロセスです。
そしていつか今よりも先に立った時、また振り返ってみるのです。

自分の歩いてきた足跡が、きっとはっきり見えるでしょう。
経験からなる自信が、背中をポンと押してくれるでしょう。


皆さんにはちょん切りたいもの、ありますか?




  

2009/05/20

SUGAR MAGNOLIA

案を練っていました。
Googleでキーワードを検索し、そのまま道草くったらYou Tubeにつながって。
都合良く聴きたい曲を聴いてたら。
結果がっつりBGMになっちゃってました。

で、また今案を練っています。



  

2009/05/15

From

貰いもののDVD、遅ればせながらようやく観ました。

「TALES OF THE RATFINK 〜ボクのビッグ・ダディ〜 」。
HOT ROD映像はもちろん、結構な割合で出てくる”アソビ”も面白かったです。
でもどっちかというと特典映像の方がキタかな。

いろいろと思い出しました。
初めてMOONEYESのイベントに行った後、すぐにペンを取り RAT FINK を描いたっけ。
当時はアクリルで描いてました。

やっぱり一度は通ってるんですよね。



Nagaさん、随分ご無沙汰しちゃってるなあ。






   

2009/05/14

REMEMBER YOU

Remember You  すべて忘れたとしても
Remember You  君を覚えているよ
僕の目が耳が口が 胸が
どうやっても 君から離れない

Remember You  すべて無くしたとしても
Remember You  僕は覚えているよ
君の目を耳を口を 胸を
そうさ今も 忘れられないのさ




日に日に実感が湧いてきます。

「RESPECT!」、素晴らしい一言。


  

2009/05/12

MEMBERS

新しいプロジェクトが動き始めました。

武者震いです。一丁前にも。



   

2009/05/06

LIVE PRINTING

去る3日、大阪心斎橋にて行いました「LIVE PRINTING」。
お越し頂きましたたくさんの方々に、改めてお礼申し上げます。

前例のない試みでしたが、モノづくりの魅力を知ってもらう良いきっかけになっていたならば本望です。

長く思い描き、育ててきたアイデアを小さい規模とはいえ実現できたことに今強く喜びを感じ、
その経験から見えたものを、先にある大きな目標に向けて活かしていきたいと思っています。


このイベントを実現するにあたり、お力添えくださったBANCO、及び多くの方々に。
そしてなにより、全面的にサポートしてくださった師に心から感謝しています。

どうもありがとうございました。










PHOTO by YUICHI KURODA

 

2009/05/03

GRATEFUL MASTER

僕には、師匠がいます。

COLORS社長、田島泰弘。
シルクスクリーン手刷り歴25年。職人。

本当のモノ創りの哲学をその背中から教わりました。
そして何よりもシルクスクリーンの楽しさを魅せられました。

初めて見た仕事場での姿を今でも覚えています。
ホンモノ。

凄い人は世の中にたくさんいます。
その中で自分が心底尊敬できる人というのは、決してその全てではありません。
技術はもちろん、その人間性においても僕は本当に恵まれた師匠に出会うことができました。


いつも挑戦したいことを話す時、今回の企画を話した時も。
「気が済むまでやりなさい。」
親以外の人に、親と同じ事を言われたのは初めてでした。

数時間後、二人で大阪に向かいます。




僕ができる恩返しは、僕がこれからも変わらずシルクスクリーンに情熱をもって取り組む事。
そう思っています。

   

   

2009/05/02

P.S.

5/3(日)〜5/30(土)までの期間、BANCOにてアートワークの展示も行っています。

今回はシルクスクリーンポスター。
手描きのサインペイントとはデザインする上での概念が全くことなるため、”ならでは”を活かしたものを数点展示します。

もちろん、一部フリーハンドペイントの看板等も展示します。

是非大阪にお越しの際には、ご覧ください。





  

続・シルクスクリーンの話

スクリーンプリントに使用する道具はいろいろあります。
基本的にはスキージ、パレットナイフ、マスキングテープ、ガラス板、ウェス等ヶ。
プリントを施す位置、キャンバスやインクの種類、デザイン等に対応するためちょっとした工夫で、道具やアタッチメントを作ったりもします。

インクもまた対象によってそれぞれですので、相当な種類のものがあるわけですが、ウェアにプリントをする場合は大きく分けて水性と油性。基本的には伸縮性を兼ねたラバーインクです。
水性ラバーは仕上がりが比較的柔らかく、国内のアパレルブランド等でも大半使用されています。一般的に市販されているシルクスクリーンキットのものも同様です。
油性ラバーは発色が良く、独特の艶があるためインクの存在感が強調されます。PRINTED IN USAのTシャツはほぼ後者ですね。
それぞれに刷り方も乾燥方法も全く異なるため、もちろん作業性においても互いに長所と短所は存在します。

今回のライブプリントでは、水性ラバーインクを使用します。低温でインクを乾燥、定着させられる水性に対して、高温の専用大型乾燥機を必用とする油性は屋外、また出張では物理的に不可能だと判断しました。
ただ、難点が。
水性インクは良くも悪くも自然乾燥をします。となると湿度が大きく影響し、空気が乾燥してしまっているとスクリーンの表面でインクが乾燥してしまい、目詰まりを起こしてしまいます。こうなると効率性が下がるので、いろいろと大変になるわけです。
もちろん対処法は考えてありますが、当日湿度が高いことを祈ります。

諸々の理由があり、普段作業を行っている本格的な環境、設備と同じというわけにはいきませんが、今回のイベントではその環境に見合った簡易ブースを用意します。シルクスクリーンのおもしろさをすこしでも伝えることができたら甲斐が有ります。

是非お越しの上ご覧になってください。そして祈っていてください。湿度が高いことを。