ロックウェルの作品に感じる魅力は、それぞれ。当時の情景をリアルに感じさせる圧倒的な描写技術、という方もいるでしょうし。所々に垣間見える風刺のセンスだという方もいるでしょう。僕はといえば、一つの作品の中にしっかりと存在するストーリー。つまり彼の人間性・感受性そのものの表れであることに尽きます。心が疲れている方は是非、「人形とお医者さん」などをご覧になってみてはいかがでしょうか。