2009/06/11

湯船に浸かって考えた

ぬるま湯に長く浸かっていると風邪を引いてしまうし、
熱すぎると「熱湯コマーシャル」みたいになってしまう。

人それぞれに適温があり、そこに求めるのはこれまでの癒しとこれからの活力。

体も心も、芯からじっくりと温めるのが良い。
そう、芯からじっくりと。


入浴から得た哲学でした。




  

2009/06/05

JIT

古いアドバタイジング・トイを集め始めてもう随分になりますが、長年お気に入りの首位は不動です。

彼、USの厨房オーブン器具メーカー、magic chef社のキャラクター。
70年代に配られたノベルティのラバードールですが、デッドストックを数年前、PEP RALLYにて購入しました。

良く言えば愛らしく、悪く言えば人をおちょくっているように見えるこの表情に未だに魅せられています。
後頭部から貯金が出来るという、訳の分からなさも好きですね。

この手のものからインスパイアされること、多いものですから。





   

2009/06/02

遅ればせながら

先日のイベントレポートがCOLORS WEBにてアップロードされています。
ご興味の有る方、是非ご覧ください。



   

2009/05/22

ちょん切りたい腕

彫り師と話した時、こんなことを言ってました。

「まだ駆け出しの頃に彫った他人の腕、
 ちょん切ってやりたいと今思うよね。」


さすがに苦笑いだったものの、よくよく考えてみれば、そりゃまあそうだろうなと思うのです。

音楽でも、スポーツでも、アートでも。
写真でも、料理でも、ライティングでも。
接客でも、営業でも、モノづくりでも。

向上心をもって突き進んでいるのなら、何をしている人も同じように思うんじゃないのかな。


過去の自分を振り返った時、そこに未熟さを感じることが出来たなら、また前進していけると思うのです。

そして僕はこうも思うのです。
ちょん切ってしまってはいけないと。

目を伏せたくなるようなアーカイブも。
こっぱずかしいほろ苦い思い出も。
今の自分に到達するために必要であったプロセスです。
そしていつか今よりも先に立った時、また振り返ってみるのです。

自分の歩いてきた足跡が、きっとはっきり見えるでしょう。
経験からなる自信が、背中をポンと押してくれるでしょう。


皆さんにはちょん切りたいもの、ありますか?




  

2009/05/20

SUGAR MAGNOLIA

案を練っていました。
Googleでキーワードを検索し、そのまま道草くったらYou Tubeにつながって。
都合良く聴きたい曲を聴いてたら。
結果がっつりBGMになっちゃってました。

で、また今案を練っています。



  

2009/05/15

From

貰いもののDVD、遅ればせながらようやく観ました。

「TALES OF THE RATFINK 〜ボクのビッグ・ダディ〜 」。
HOT ROD映像はもちろん、結構な割合で出てくる”アソビ”も面白かったです。
でもどっちかというと特典映像の方がキタかな。

いろいろと思い出しました。
初めてMOONEYESのイベントに行った後、すぐにペンを取り RAT FINK を描いたっけ。
当時はアクリルで描いてました。

やっぱり一度は通ってるんですよね。



Nagaさん、随分ご無沙汰しちゃってるなあ。






   

2009/05/14

REMEMBER YOU

Remember You  すべて忘れたとしても
Remember You  君を覚えているよ
僕の目が耳が口が 胸が
どうやっても 君から離れない

Remember You  すべて無くしたとしても
Remember You  僕は覚えているよ
君の目を耳を口を 胸を
そうさ今も 忘れられないのさ




日に日に実感が湧いてきます。

「RESPECT!」、素晴らしい一言。


  

2009/05/12

MEMBERS

新しいプロジェクトが動き始めました。

武者震いです。一丁前にも。



   

2009/05/06

LIVE PRINTING

去る3日、大阪心斎橋にて行いました「LIVE PRINTING」。
お越し頂きましたたくさんの方々に、改めてお礼申し上げます。

前例のない試みでしたが、モノづくりの魅力を知ってもらう良いきっかけになっていたならば本望です。

長く思い描き、育ててきたアイデアを小さい規模とはいえ実現できたことに今強く喜びを感じ、
その経験から見えたものを、先にある大きな目標に向けて活かしていきたいと思っています。


このイベントを実現するにあたり、お力添えくださったBANCO、及び多くの方々に。
そしてなにより、全面的にサポートしてくださった師に心から感謝しています。

どうもありがとうございました。










PHOTO by YUICHI KURODA

 

2009/05/03

GRATEFUL MASTER

僕には、師匠がいます。

COLORS社長、田島泰弘。
シルクスクリーン手刷り歴25年。職人。

本当のモノ創りの哲学をその背中から教わりました。
そして何よりもシルクスクリーンの楽しさを魅せられました。

初めて見た仕事場での姿を今でも覚えています。
ホンモノ。

凄い人は世の中にたくさんいます。
その中で自分が心底尊敬できる人というのは、決してその全てではありません。
技術はもちろん、その人間性においても僕は本当に恵まれた師匠に出会うことができました。


いつも挑戦したいことを話す時、今回の企画を話した時も。
「気が済むまでやりなさい。」
親以外の人に、親と同じ事を言われたのは初めてでした。

数時間後、二人で大阪に向かいます。




僕ができる恩返しは、僕がこれからも変わらずシルクスクリーンに情熱をもって取り組む事。
そう思っています。

   

   

2009/05/02

P.S.

5/3(日)〜5/30(土)までの期間、BANCOにてアートワークの展示も行っています。

今回はシルクスクリーンポスター。
手描きのサインペイントとはデザインする上での概念が全くことなるため、”ならでは”を活かしたものを数点展示します。

もちろん、一部フリーハンドペイントの看板等も展示します。

是非大阪にお越しの際には、ご覧ください。





  

続・シルクスクリーンの話

スクリーンプリントに使用する道具はいろいろあります。
基本的にはスキージ、パレットナイフ、マスキングテープ、ガラス板、ウェス等ヶ。
プリントを施す位置、キャンバスやインクの種類、デザイン等に対応するためちょっとした工夫で、道具やアタッチメントを作ったりもします。

インクもまた対象によってそれぞれですので、相当な種類のものがあるわけですが、ウェアにプリントをする場合は大きく分けて水性と油性。基本的には伸縮性を兼ねたラバーインクです。
水性ラバーは仕上がりが比較的柔らかく、国内のアパレルブランド等でも大半使用されています。一般的に市販されているシルクスクリーンキットのものも同様です。
油性ラバーは発色が良く、独特の艶があるためインクの存在感が強調されます。PRINTED IN USAのTシャツはほぼ後者ですね。
それぞれに刷り方も乾燥方法も全く異なるため、もちろん作業性においても互いに長所と短所は存在します。

今回のライブプリントでは、水性ラバーインクを使用します。低温でインクを乾燥、定着させられる水性に対して、高温の専用大型乾燥機を必用とする油性は屋外、また出張では物理的に不可能だと判断しました。
ただ、難点が。
水性インクは良くも悪くも自然乾燥をします。となると湿度が大きく影響し、空気が乾燥してしまっているとスクリーンの表面でインクが乾燥してしまい、目詰まりを起こしてしまいます。こうなると効率性が下がるので、いろいろと大変になるわけです。
もちろん対処法は考えてありますが、当日湿度が高いことを祈ります。

諸々の理由があり、普段作業を行っている本格的な環境、設備と同じというわけにはいきませんが、今回のイベントではその環境に見合った簡易ブースを用意します。シルクスクリーンのおもしろさをすこしでも伝えることができたら甲斐が有ります。

是非お越しの上ご覧になってください。そして祈っていてください。湿度が高いことを。




  

2009/04/28

シルクスクリーンの話

聞いた事はあるけれど、実際はどんなものなのか知らない人が多いシルクスクリーン。せっかくの機会ですから、イベントの前に少し。

シルクスクリーンとはその名の通り、スクリーン(版)を用いてプリントを行う、孔版画の技法です。
インクの通過する部分としない部分とに製版し、その穴のあいた部分を通してインクを押し出す印刷方法です。一色の色に対して一版を使用し、それらを刷り重ねていき、最終的に一つのアートワークを完成させます。
極論ですが、水と空気以外には何にでも刷れる、なんて云われているようです。随分と昔から長く伝わってきている、トラディショナルな手法なのです。

行程としては、大まかに 製版 → プリント → 乾燥 という具合。
今回は製版のワークフローを簡単に紹介します。

製版、まずは版を作る行程です。専門の業者等もありますが、この行程も自らで行っています。
スクリーンにもたくさん種類があり、メッシュ数で区分されます。例えば100メッシュを基準に、グリッターインク等を用いる場合には目の粗い70メッシュ。
刷り重なる部分のアウトラインエッジをシャープに出す際には目の細かい150メッシュ。
フォトデザイン等を網点で表現する場合には更に細かい200メッシュ、等々。

それらのスクリーンをフレームに張り込む作業を紗張りと言います。
刷り上がりのクオリティはこの技術で大きく決まります。張り具合のテンションが強いほど綺麗に刷り上がるのです。
しかしながら、ただ力任せに紗を張っては当然のように破れてしまいますし、ブヨブヨでは話になりません。絶妙な力加減、コツがあるわけです。

紗張りの次に、デザインを焼き付けるために感光剤を表面に塗ります。
これは紫外線に反応して固まる性質で、ステンレスバケットを用いて塗る際にムラなく、適度な厚みを保つのは意外に難しかったりもします。

感光剤を乾燥させると、いよいよデザインを焼き付ける露光という行程になります。
ポジフィルムに出力したデザインをスクリーンに貼り付け、専用の露光機にて見合った時間、紫外線を当て続けます。
そうすると感光剤の部分は固まり、フィルムによって紫外線を防がれていた部分は、その後表面を水で流すと、感光剤が流れて穴が開いた状態になります。これで、インクをキャンバスに刷ることが出来るのです。


以上のような経て、ようやくベースとなるスクリーンが出来上がります。
見えない部分の作業ですが、確かな技術と拘りが必要な大切な行程です。
イベントには、こうして予め拵えたスクリーンを持っていくことになります。こればかりは仕方ありませんからね。



GWのご予定はもうお決まりですか?
LIVE PRINT、なんていかがでしょうか。







   

BUILD UP

僕の手、大半はきれいではありません。

その時々、いつもいろんなものが手をよごしています。

時に泥だったり。時にクレヨンだったり。
時にインクだったり。時に糊だったり。
ペンキ、鉛筆の墨、木屑、油。

手を使うから、手がよごれる。

まだまだいつもきれいな手、ではいたくないんです。





   

2009/04/25

DEAD STOCK

構想、約3年。
長く練り、知恵を絞り、暖めてきた企画をいよいよ実行します。

「LIVE PRINTING」。
屋外でのシルクスクリーンプリントの実演によるパフォーマンス。
複数版を使用したデザインを、Tシャツをキャンバスにお客さんの目の前で刷り上げます。

シルクスクリーンに詳しい方なら、物理的な難しさを懸念されるはず。
当然いろいろな難題が生じてくる訳ですが、最善の方法を考えに考え、プリントブースを設けます。

おもしろいと思います。
なかなかありませんからね。

来月3日、大阪にて。ご興味の有る方は是非。




加えて、期間中BANCO店内にてアートワークの展示を行います。
シルクスクリーンポスターを数点。

こちらも合わせて宜しくお願いします。




DAED STOCK / BAUM ART STUDIO EXIHIBITION

LIVE PRINTING
5/3(日)
1部 18:00〜  2部 21:00〜

EXHIBITION
5/3(日)〜5/30(土)

at:CAFE BANCO
 大阪市中央区西心斎橋1-9-26

共に入場無料


  

2009/04/19

RELATION PAPER ISSUE No.3

RELATION PAPER、ISSUE No.3が配布開始されています。
今号のテーマは 「ESCAPE FROM THE CLONING」。

ゲストには、アレキサンダー・リー・チャンが登場。
彼のコトバの奥に感じる純粋な想いに、改めて気持ちが引き締まる実感があります。

今回よりページ数も増え、より充実した内容に。
前回に続き、表紙等々担当しています。

全国特定の場所にて入手できますので、是非GETしてみてください。
お問い合わせは、info@relation-net.comまで。



   

2009/04/18

Dude, dude, dude,

種に養分を注ぐなら、陽光と水と、CCR。


  
  

2009/03/22

YOKOSO! TOKYO

知り合ってから、かれこれもう10年になりますか。

当時は馬鹿ばかりしていたのに、今では政治や教育の話でバーをはしごするんだもんな。
歳をとったもんです。お互いに。

島根からはるばる来るならって、いろいろと持て成すつもりが、なんだか逆に楽しませてもらっちゃったようで...。

「観光をしにいくつもりはないよ、お前に会いに行くのが目的だから。」
リョウ、嬉しい一言をありがとう。

変わらない熱い志、まだまだ昇っていけそうです。これまたお互いにね。



  

2009/03/07

OPEN OTHER END

一日の短さ、一週間の短さをつくづく感じます。

例え時間に追われているとしても、
担っている作業には責任をもって取り組み、フィニッシュしたい。


いろいろやってるよ。
タカ、お前も頑張ってるかな?



  

2009/03/02

まるで雲

ひらめきは大半が唐突。
記憶しておきたいアイデアを、時間が経ち、再び思い返してみても、
それは空を漂う雲のように、もううっすらとカタチを変えてしまっています。

頭の中に一瞬浮かんだ画を、写真に撮れたらいいのに。

そんなことを これまで何度思ったことでしょうか。



  

2009/02/26

PLAIN WORK

昔からノートやカード、便せん等、「紙」というものに自然に魅力を感じていました。
今でも海外で使われる紙に始まり、古道具屋の片隅にある古紙、新聞紙等をサンプルに収集することがあります。
質感によって、印刷されているデザインの表情が変わるあたりが、特にくすぐられるのかもしれません。

知れば知る程、扱えば扱う程にその奥深さを垣間見ることの出来る「紙」は、シーンにおいてもマストです。

さりげないところでこだわりをもって使うことを、変わらず続けていきたいと思う今日この頃。



    

2009/02/21

Dixie,1977

サザンロック、今はもう死語なんですかね?
今聴いても格好良すぎると思うのですが。

オリジナルのLynyrd Skynyrd、最近はずっとです。




   

2009/02/14

筆を持って感じることは

点と点が結ばれて線になり、
線と線がつながり形になる。

なんだか凄い哲学が含まれているような気がします。



   

2009/02/12

SOFA

「当たり前」と思っているようなことは、決して「当たり前」などではなく。

日々のそんなことにこそ、尊さを感じ、大切にするべきで。
いつかそれらが「当たり前」ではなくなったときに、初めてそう気づいてしまうことが怖いから。

朝目を覚ましてから、夜眠りにつく迄の全ての事柄に、改めて感謝をするのです。


  
  

2009/01/31

見えないところで

新しい試みに向けてのプリントテスト。

ブリードをクリアすること。
より高い隠蔽力を可能にすること。
かつ、作業が効率的であること。

そんなポイントを目的に、様々なインクで試し、熱や圧力等の条件を変え、テストします。
トライandエラーの繰り返し。

すぐにはうまくいかない歯痒さが、より実現させたいという思いを駆り立てるのです。




  

2009/01/27

HEEL

マクドナルドのアドバタイジング・キャラクターの一人である「ハンバーグラー」。
彼が誕生した70年代当初は、白髪で鼻が長くスマート。見るからにヒールそのもののビジュアルであったことは、あまり知られていません。

次第にデフォルメされ今日の愛らしい姿になった、ということは前者はあまりウケが良くなかったということなのでしょうか。

確かに、キッズミールのノベルティにしてはコワすぎます。


   

2009/01/25

描くからこそ

「描く」、それはデザインをする上で必然だと思います。

ただ安直にFONTをタイピングしただけ、何か在り物をトレースしただけでは、オリジナリティある良いデザインは生まれないというのが自分のセオリーです。

ラフを何枚も何枚も描いて、構想を練っていく。
その時点で、もう引く線は決まってしまいます。
活きるか否か、決まってしまうのです。


市場に出回っている様々な物を見て、改めてそう感じます。




  

2009/01/19

All Power To The People

アトランタへの出張以来、米国における黒人の歴史、そして現状にこれまで以上に関心をもっています。
NYのハーレムもまた、それらの事実を知る上では、非常に重要な場所です。

例え違う国でも、知るべきことを知った時、今日本人に欠けているものがうっすらと見えてくるような気がするのです。


米国初の黒人大統領誕生まであと数時間。
自分なりに様々なことを思いながら、その瞬間を、そして今後の米国の新たな歩みを見ていきたいと思っています。




   

2009/01/16

ON NUDE

兼ねてから欲しかった一冊を購入しました。
「GIRLIE MAGAZINE」、1984年発行の洋書です。

ヴィンテージPIN UPが魅力の内容ですが、要は「エロ本」です。

これも列記とした資料となること、奥方にはわかってもらえるでしょうか...。



   

2009/01/15

COACH JKT

Signageより、コーチジャケットを制作。

今回より新たな試みを数カ所に取り入れています。
また裏ボア使用のナイロンウェアに刷るには、コットンに比べ、より高い技術も必要となるため、仕上がりにはこれまで以上の拘りがあります。

しかしながら、

販売する、もう少し細かいところで手直しをしてからでしょうか。
そこはシビアにいかないとね。